数多の人生を破壊した究極のデジタルボードゲーム「Sid Meier’s Civilization VI」

9月27日にネクソン、モバイルMMOSLG 『シヴィライゼーション：覇者の君臨』が発表されました。
Civilizationシリーズは世界でもっとも有名なターン制ストラテジーゲームです。
初代Civilizationから30年以上続き、全世界でシリーズ累計5100万本を誇ります。
興味がある方は先にナンバリングタイルト最新作の「Sid Meier’s Civilization VI」を遊んでみてはいかがでしょうか。

人類文明の歴史と発展をテーマにしたゲーム

このゲームは名前の通り文明を、モチーフにしています。
ゲームの目標は文明の頂点に立つということとなっています。
同じジャンルと比べると科学技術や経済、外交面の重要度が高く設定されており、様々な戦略を楽しむことができます。
もちろん、戦争で政策征服をすることだってできます。
どのような勝利を目指すのかは、指導者になったプレイヤー次第となります。
自分の文明を発展・成長させて、最終的に科学・文化・戦争・宗教・外交いずれかの方法で勝利を目指します。

1から文明を作り上げる

このゲームは紀元前4000年から本当に何もない状況から始まります。
都市を作り、人口を増やし、また新しい都市を作る。
これを繰り返して自分の文明を拡張していきます。
始めは農耕も知らない状態で始まります。
そこから文字や車輪を発明し、火薬や飛行機を生み出し、終盤には核兵器の製造至ります
文化についても同様です。
最初は法律もない状態から始まり、原始的な政治体制を作り、経済制度を確立させ、民主主義や共産主義まで到達します。
一回のゲームで世界の歴史を振り返るように感じます。
学生時代に世界史を勉強して何の役に立つかと思った人もいるでしょう。
Civilizationの役に立ちます。

50種類以上の文明・指導者

ゲームを始める際に、史実に基づいて設定された文明・指導者を選びます。
例えば、アメリカならテディ・ルーズベルト、ローマならトラヤヌスといった感じです
日本も選択できる文明の一つであり、指導者は元寇を指揮した北条時宗です。
各文明・指導者には能力が設定されており、これも史実に基づいて設定されています
例えばモンゴルのチンギス・ハンであれば戦争に強く、インドのガンジーなら宗教にボーナスがあります。
つまり、史実に基づいた思想・行動の方がゲーム的に有利進められて、ロールプレイとしても楽しめます。
ただ、このゲームはきわめて自由度が高いので、史実とは反対の行動をしても楽しめるでしょう。
平和主義者のガンジーで核戦争を始めても良いのです。
また、相手がCPUの場合は史実に基づいた思想・行動をします（ガンジーは例外）
世界史を勉強していると初見でも相手の行動が読みやすくなりますね。
文明・指導者の数はDLCで追加されたものを含めると50種類以上もあります。
このゲームは1回遊ぶだけで数時間かかるので、全ての文明を遊ぶだけでもかなりのボリュームとなります

止め時が分からないゲーム

「1 more turn/あと1ターン」
これはCivilizationを代表する言葉です。
あと1ターン止めよう……
そう思っても数ターン経過していることが良くあります。
この中毒性について、Civilizationの生みの親であるシド・マイヤーは「短期・中期・長期の目標を一度に認識しているから」と分析していました。
短期的な目標をクリアしても中期的な目標があるからキリが悪く見える……
中期的な目標をクリアしても長期的な目標があるからキリが悪く見える……
そうして止め時を失ってゲームを続けてしまうのです。
なので時間などで区切るなど、止めるタイミングをあらかじめ設定しておきましょう。
そうでもしないと無限に遊び続けてしまいます。
特に時間のある大学生などは気を付けて欲しいです。
このゲームに飲み込まれて留年をして人生を壊してしまった人は少なくありません。

購入方法

Civilization VIはNintendo Switch・PlayStation 4・Xbox One・PCで遊べます。
スマホ版もありますが、ターン制限があるなど少し仕様が違います。
ただ、基本無料なのでお試しで遊ぶ分には良いと思います。
一番おすすめはsteamで購入するPC版です。
6年前のゲームですが、ゲーム終盤は結構重たくなります。
特にSwitch版は性能の問題でフリーズしたという報告が多いです。
また、定期的に来るsteamのセールでの購入が非常にお得です。
直近のセールでは本体が1050円、DLC全部入りver.で3354円と8~9割引となっています。
フルプライスでも満足できるゲームなのは間違いないので、今すぐ買っても良いでしょう。
PC版はepicでも購入できますが、値段やMODの対応を考えるとお勧めできません。