戦闘要素の追加されたBanished的な中世都市建設シミュレーションゲーム『Farthest Frontier』

これまで数えきれないほどのシミュレーションゲームをプレイしてきました！
今回はSteamの膨大なゲームの中から、8月に早期アクセス開始した中世街づくりシミュレーション「Farthest Fronthier」をご紹介します。

「Banished」が好きな方なら絶対におすすめしたいシミュレーションゲーム！

グラフィック・BGM共に美しく、作業する人々や行き来する荷車をながめるのもまた楽しい作品です。でもぼーっと人々の働きぶりを眺めていると痛い目にあいますよ！

次々と襲撃してくる荒くれ者を撃退して街を守りましょう！

この時間が溶けちゃうゲームを300時間以上遊んだ私がレビューします！

ゲーム概要

ジャンル：シミュレーション、ストラテジー

リリース日：2022年8月9日

価格：早期アクセス　￥3,090

メーカー：Crate Entertainment

言語：日本語対応あり

Crate Entertainmentの新作！

前作「Grim Dawn」はハクスラアクションRPG。Steamのカスタマーレビューでは「非常に好評」となっております！

私は未プレイですが、YouTube実況等を見ていつかプレイしてみたいゲームのひとつになっております。

今回早期アクセス開始の「Farthest Frontier」もまたカスタマーレビューで「非常に好評」となっています！

これからも楽しみな会社ですね！

こんな人におすすめしたい

・都市建設系ゲームが好きな人

・中世の雰囲気が好きな人

・人々が働いているのをながめるのが好きな人

・Banishedが大好きな人

・Banishedはヌルすぎる！！もっと！もっと戦闘を！！

どんなゲーム？

貴族の圧政から逃れてきた人々が希望を胸に、荒野のまんなかに新しい街を築こうとしています。最初は数人の大人と子供しかいません。都市の中心（中央集会所）をつくり、人口を増やし産業を育て大都市に発展させるゲームです。
いまのところゴールはないようなので、自分の納得する時点までいくらでも遊べます。

この手のゲームがお好きなら「戦闘要素の追加されたBanished」と言えば分かる人もいらっしゃると思います。戦闘といっても侵略ではなく、あくまで自分たちの都市を守る防衛になります。

人間の襲撃、動物の襲撃、病気の蔓延などの脅威もあります。Banishedにはなかった「襲撃」により、難易度によってはかんたんに人口が減ってしまうマイナス要素もあります。
緊張感をもってゲームを進められますよ！

そして「リソース管理」を楽しむゲームでもあります。

住宅や施設を建てるために木を切り、生きるために木の実やキノコを採集。もっと効率よく食料を得るために畑をつくる。凍死しないために服をつくる。街と人を守るために襲撃者や野生動物を撃退。そうして街を発展させていき、貿易でお金を稼ぎましょう！

人々は少しでも暖かく、食料にも困らず、しっかりした家と娯楽を渇望しています。
安心して暮らせる街づくりを！

ゲームの進め方はわかりやすい？

この手の都市建設系ゲームでは、チュートリアルがほとんどないという作品もあります。「試行錯誤して手探りで進んでいく楽しさ」をぜひ味わっていただきたいです。

しかしそれが逆にとっつきにくいという方もいらっしゃると思います。このゲームはオープニング画面に「ゲームガイド」ページのリンクがあります。親切で、というほどのチュートリアルはありませんが、ここで概要を読むことができます。
（Google翻訳だとちょっと微妙なところもありますが分かる範囲です）

このガイドのおかげで、最初のとっつきにくさはずいぶん減ると思います。

難易度選択

難易度は3段階から選べ、各要素ごとに細かくカスタマイズもできます。マップに存在する資源の量、野生動物の脅威、病気の蔓延度、略奪者の苛烈さをお好みに応じて変えられます。

一番難易度の高い「征服者」は生きていくのすら大変そうなので、私は一番簡単な「開拓者」でプレイしております。

それでもある程度ゲームを進めると、約80人の襲撃者が襲ってきて資源や生命を略奪していきます。

この「ただ眺めているだけでは破綻してしまう」くらいの緊張感がほどよいスパイスとなり飽きないんですよ!

ただ木の実や山菜を採取しているだけでも、クマやオオカミ、イノシシに襲われることもあるので気が抜けません。落雷による火事も起こります。

「平和主義者モード」という戦闘要素を排除できるモードもありますので、のほほんと暮らしたいしたい方はこちらで。

マップの種類

マップ（地形）の種類は５種類。

初心者向けの「のどかな渓谷」「低地の湖沼地帯」「山岳地方の谷間」。高難易度の「乾燥した高地」など地形のバリエーションはいろいろです。

マップのサイズも大中小と選べます。
「大」にしてもBanishedほど大きくはないので、マップ全体を開発するより先に資源が枯渇するかも？という印象でした。

いまのところ「橋」を建設することはできませんので、水に囲まれていると対岸に渡ることができません。

個人的には水の少ないマップをおすすめしますね。（運が悪いと小さな孤島ではじまることもありますので）

なおマップにはシード値が設定されてますので、お気に入りのマップはシード値をメモしておくとまたそのマップで始められます。

まだ早期アクセスのためバグもあり

現在早期アクセスの段階であり正式な製品版というわけではありません。

そのためまだバグもたくさん存在しますが、プレイできないレベルの致命的なバグには遭遇しませんでした。しかし「牛小屋」が運用できなくなるというバグがあり、次のアップデートでは牛の存在そのものが使用不能になるそうです。

運営もたいへん意欲的で、早期アクセス開始から2か月足らずで修正アップデートを実施しています。

次のアップデートでは装飾などの追加要素も含まれるそうです。
これからも長く楽しめそうな作品です！